理系学生・エンジニア採用に強い媒体おすすめ10選


「技術職の採用がしたいけど、理系学生が思うように採用できない」
「理系学生と接点を増やしたいけど、何かいい方法はないだろうか」
という悩みを抱える採用担当者の方は、多いのではないでしょうか。

理系学生は、豊富な専門知識や高い論理的思考力を持ち合わせることから、採用を目指す企業は少なくありません。
一方で理系学生の採用難易度は高まっており、採用率を高めるには理系採用の現状を把握して、対策を講じる必要があります。

今回は理系採用の現状と理系学生の採用に強い媒体を解説します。
理系学生との接触や採用に悩んでいる人事担当者の方は、ぜひ本記事にしてください。

【このシリーズを読んでほしい人!】

・理系学生の採用に困っている人事担当の方

・理系採用の現状と課題を知りたい経営者、人事担当の方

・理系学生と接触・採用できる仕組みを知りたい人事担当の方

【このシリーズを読むことでのベネフィット】

・理系学生の採用の現状と課題の把握ができる

・理系学生の採用に使える媒体と媒体選びのポイントがわかる

・理系学生の採用に特化した求人サイトを知れる

目次

理系採用(技術職)の現状と課題

多くの企業が理系採用を目指していますが、どの企業も同じように難易度の高さを感じています。
2024年10月に日本経済新聞が発表したデータによると、理工系の採用は難しいと回答した企業は47%と回答の半数近くになっています。
採用の充足率は理工系が87.4%と低く、過去17年間で最低の数値です。

近年、理系採用の難易度が高まっている要因としては、理系学生の減少が挙げられます。
理系学生は1990年代後半から2000年を頂点に、減少の一途を辿っています。
理系学生に対する需要は大きく変わらない中で、理系学生が少なくなれば、採用が難しくなるのは明白です。

また理系学生の就活に対するスタンスも、影響を及ぼしているといえるでしょう。
理系学生はエントリー数を絞る傾向にあり、文系学生と比較して、平均エントリー数は11社と約半分です。
接触できれば、採用に至る可能性はでてきますが、そもそも接触できなければ、採用のチャンスはありません。
理系学生との接触機会の少なさが採用難易度を上げています。

理系学生の減少に対応することは、一企業の力だけではできません。
今後、技術採用の成功率を上げるには、理系学生との接触機会を増やすかが鍵となるでしょう。

参考:日本経済新聞社 新卒採用綱渡り、理工系の計画達成率最低 中途は5割超

参考:文部科学省 文部科学統計要覧(平成30年版)

参考:全国求人情報協会「2023年卒学生の就職活動の実態に関する調査」

理系学生が採用につながる媒体の種類

理系学生との接触機会を増やすには、窓口となる媒体を適切に選ぶ必要があります。

少し前までは理系学生との接触できる媒体は求人サイトしかありませんでしたが、昨今ではテクノロジーの発達や就活文化の変遷により、間口が広がりました。
媒体の種類が増えて便利になった一方で、理系学生の接触数を増やすには各媒体の特徴を理解して、使い分ける必要があります。

現在、理系学生との接触につながる媒体の種類は以下のとおりです。

  • ・求人サイト
  • ・人材紹介
  • ・ダイレクトリクルーティング
  • ・SNS採用

求人サイト

求人サイトは、求人情報をサイトに掲載することで企業と学生をつなげるサービスです。

求人サイトの最大のメリットは、広範囲に最新の求人情報を発信できる点です。
求人サイトに登録をしない就活生は、いないといっても過言ではなく、多くの学生にリーチできます。

エントリー数の少ない理系学生も基本的には求人サイトに登録をするため、求人サイトを介しての接触が期待できます。

代表的な求人サイト:マイナビ・リクナビなど

人材紹介

人材紹介は、人材紹介サービスを介して企業と学生がつながるサービスです。

人材紹介を用いる最大のメリットは、採用要件に合った学生の募集と選抜をおこなってくれる点です。
理系学生の募集だけでなく、求めるスキルセットを持った理系学生だけを紹介してもらえるため、採用にかかるコストが抑えられます。

代表的な人材紹介サービス:マイナビ新卒紹介、キャリタス就職エージェントなど

ダイレクトリクルーティング

ダイレクトリクルーティングは、サービスに登録された学生の情報を基に企業が学生へアプローチをするサービスです。

ダイレクトリクルーティングのメリットは、採用要件に合った学生のみにアプローチができる点です。
学生に対して、アプローチをした理由や入社後に期待する役割などを直接伝えられるため、熱意が伝えられます。

代表的なダイレクトリクルーティング:OfferBox、Acaricなど

SNS採用

SNS採用は、SNSを通じて学生とコンタクトを取り、採用につなげる採用手法です。

SNS採用のメリットは、広範囲に自社の魅力を伝えると同時に、学生に直接コンタクトが取れる点です。
まだ就活を始めていない学生にもSNSであれば、自社の魅力を届けられます。
自身の研究状況や成果を発信している理系学生は多くいることから、理系学生の経験や人柄をチェックしつつのアプローチが可能です。

SNS採用に用いられる代表的なSNS:Facebook、LinkedIn、X、Instagramなど

媒体選びの重要性とポイント

理系学生の採用に使える媒体の種類は多くある一方で、効率的かつ効果的に採用をするには、適切な媒体を選ばなければなりません。
仮に自社に合わない媒体を使用すると時間もコストもかかり、採用費用が大幅に増える結果もありえます。
最悪の場合、理系学生が採用できないケースも想定されます。

自社にマッチする媒体を選ぶためには、以下のポイントを基に媒体を選ぶとよいでしょう。

  • ・自社の強み:自社の強みを生かしやすいか
  • ・採用課題への効果性:媒体の強みが自社の採用課題に効果的か
  • ・費用対効果:費用負担がどの程度可能なのか
  • ・ターゲット層:ターゲットとしている学生はどの媒体に多くいるのか
  • ・採用担当者:採用担当者の経験値や業務の繁忙具合

たとえば、以下の特徴を持つ中小企業の場合には、人材紹介もしくはダイレクトリクルーティングがおすすめになります。

  • 強み:理系学生を魅了する技術力の高さと充実した設備
  • 弱み:知名度
  • 採用費用:相応に負担可能
  • 採用担当者:採用担当者としては経験が浅く、他業務と掛け持ち

反対に求人サイトやSNS採用は、企業の実態とはマッチしないため、利用は逆効果となる可能性があります。

理系学生の採用に使える媒体はどれも優れている一方で、向き不向きがあることから、利用に際しては見極めが必要です。

理系学生・エンジニアに特化した求人サイト

理系学生の採用に使える媒体を紹介しましたが、本章ではさらに踏み込んで、理系学生・エンジニア採用に特化した10個の求人サイトを紹介します。

LabBase

LabBaseは、理系学生に特化したダイレクトリクルーティングサービスです。

全国の研究室を訪問して理系学生のデータベースを作り上げていることから、他サービスと学生の重複が少ない点が強みです。
データベースに登録されている学生のプロフィールも充実しているため、ターゲティング精度の高さもLabBaseの強みとなります。

TECH OFFER

TECH OFFERは、理系学生に特化したオファー型採用支援サービスです。

企業が希望する人材の条件を入力すると、事前に登録した学生情報を基にマッチングを実現します。
TECH OFFERは、マッチング精度の高さが特徴的であり、母体となる技術は特許を取得済みです。
マッチング後のオファーは自動的におこなえ、必要なタイミングに注力できる仕組みが整っています。

Acaric

Acaricは、2006年からサービスを提供している理系学生に特化した採用支援サービスです。

採用支援の内容は、ダイレクトリクルーティングサービスの提供や理系採用イベントの開催、エージェントサービスなど幅広く手掛けています。
15年以上の就職支援実績により、独自のネットワークから優秀な理系学生が集めている点が特徴的です。

リケイマッチ

リケイマッチは、理系学部生に特化したダイレクトリクルーティングサービスです。

機電・情報・数物学科に特化しており、該当の学科出身者を採用したい企業におすすめです。
学部生へのスカウトメールはAIが添削しており、企業の魅力が最も伝わる内容で学部生に届きます。

リケシュウ

リケシュウは、理系学生に特化したスカウト型就職支援サービスです。

学生の選考対策はもちろん、大学・大学院の就職サポートを手掛けており、全国の理系学生につながりのあるサービスです。
スカウトサービスの他に、採用イベントを開催しており、オンラインとリアルで企業と学生をつなげる仕組みを持っています。

Paiza新卒

Paiza新卒は、ITエンジニア特化型の就活サイトです。

エンジニア採用で問題となるのが、学生の持つプログラミングスキルや素質を測れないことです。
Paiza新卒では独自のテストを用意しており、学生の持つ技術レベルを可視化することで課題を解決しています。
登録している学生は、情報系や理系の学生が中心としており、難関大学の学生も多く登録しています。

サポーターズ

サポーターズは、エンジニアの新卒採用に特化した採用支援サービスです。

優秀な学生との1on1面談イベントや就活イベントの開催、スカウトサービス、人材紹介などを通じて、企業のエンジニア採用を支援しています。
エンジニアを志望する学生向けに、カンファレンスやハッカソン、技術勉強会を開催しており、育成と同時に学生とのパイプを構築しています。

レバテックルーキー

レバテックルーキーは、CMでおなじみのレバテックが手掛けるITエンジニアに特化した新卒の採用支援サービスです。

レバテックルーキーの強みは、知名度の高さを生かした集客力であり、業界最大級の登録者数を誇っています。
エージェントサービスやスカウトサービス、イベントの開催を通じて、企業のエンジニア採用を支援しています。

TechFUL

TechFULは、マイナビグループの444株式会社が提供する採用支援サービスです。

TechFULはプログラミングスキルを測定するプラットフォームであり、測定したデータを採用活動に活かしています。
エージェントサービスやスカウトサービスなど、さまざまな形で企業のエンジニア採用を支援しています。

CareerSelect

CareerSelectは、新卒エンジニア採用に特化した採用支援サービスです。

プログラミング未経験の学生を仲介するサービスもある中で、CareerSelectはプログラミング経験者のみを紹介しています。
経験者だけを紹介することで、即戦力となる新卒入社や現場でのスムーズな順応ができる学生だけを採用することができます。

理系学生・エンジニアに特化した求人サイトの一覧

紹介してきました各サイトをまとめると、以下のとおりです。

サービス名利用学生数支援企業数特徴
LabBase7万名以上700社研究室を直接訪問して学生データを収集している
TECH OFFER3万名以上700社以上特許取得済みのマッチングシステム
Acaric1,000社以上業界で15年以上の採用・就職支援実績
リケイマッチ理系学部生に特化
リケシュウスカウトやイベント開催など総合採用支援をおこなう
Paiza新卒独自のテストで学生のスキルをチェック
サポーターズ1,000社以上スカウトや人材紹介、イベント開催など幅広いサービス提供
レバテックルーキー8,000社以上知名度の高さを生かした抜群の集客力
TechFUL3万名以上情報系学生約10,000人以上が登録
CareerSelectプログラミング経験者の学生のみを紹介

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